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市内全域をジオパークに 那須烏山市、4月にも申請

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市内全域をジオパークに 那須烏山市、4月にも申請

 学術的に貴重な地形、地層を守り、活用するジオパーク構想を進めている那須烏山市は、市全域の日本ジオパーク認定を目指しており、4月にも申請する方向で準備に入った。日本ジオパークネットワーク(JGN)正会員となり、日本ジオパークに認定されれば、県内の自治体では初めて。今月から構想ロゴマークの募集も始めた。

 ジオパークは「ジオ(地球、大地)」と「パーク(公園)」を組み合わせた造語。平成16年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)が支援する世界ジオパークネットワーク(GGN)が設立され、国内でも21年にJGNが立ち上がった。

 同市は昨年3月にジオパーク構想を策定。5月には県立博物館と連携し、市内の金融機関、JA、教育関係者らで同構想推進協議会を設立し、6月にJGN準会員となった。

 同市内では昭和53年に1200万年前のクジラの化石が発見された。また、900万~1500万年前の地層を連続して確認できる荒川層群、希少種の水性植物、シモツケコウホネの自生地などがあり、構想の中で教育や観光に活用していく考えだ。

 同協議会では今年度、ジオパークを理解してもらうための教室や、観光客らを案内するガイド養成講座を開催。また、構想のポイントとなる土地の地権者への説明も進めている。

 申請後は公開プレゼンテーション、JGNによる現地審査が予定され、早ければ今秋にも結果が明らかになる。日本ジオパークには浅間山北麓(群馬県嬬恋村など2町村)、秩父(埼玉県秩父市など5市町)など43地域が認定。うち8地域が世界ジオパークの認定も受けている。

 ロゴマーク制作は構想をアピールする狙いがあり、応募は今月28日まで。採用作品となる最優秀賞や優秀賞作品、入賞作品には賞金が贈られる。問い合わせは同市教育委員会文化振興課(電)0287・88・6224。 (伊沢利幸)