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小豆島・富丘八幡神社の神馬像、丹波佐吉の作だった!

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小豆島・富丘八幡神社の神馬像、丹波佐吉の作だった!

 小豆島(香川県)の神社などに置かれている狛犬(こまいぬ)を調査、研究している「小豆島狛犬探求会」(小豆島町、山西輝美代表)は、富丘八幡神社(土庄町)にある砂岩製の神馬像が、江戸末期の石彫家として有名な丹波佐吉の作で文久元(1861)年に奉納されたことを突き止めた。

 丹波佐吉は文化13(1816)年、但馬竹田(現・兵庫県朝来市)で生まれ、江戸末期(嘉永~慶応年間)に奈良を中心に仏像や狛犬を数多く制作したことで知られる。

 今回、佐吉の作品と判明した神馬像は高さ約75センチ、長さ約80センチ。台座部分に佐吉の作品に多く見られる「丹州産村上源照信」が花押とともに彫られていた。

 探求会では、狛犬としては確認されていなかった佐吉の名が刻まれた作品を発見したことで、地元の寄進者との関係や制作費、奉納に至る神社での行事などを解明したいとしている。

 探求会はこれまでの調査・研究の成果を2月4日と5日、小豆島町の福祉会館でパネル展として発表する。会場には約50点の写真と説明資料が展示される。佐吉の業績も紹介する。5日午後3時から、狛犬に詳しい岡山県の倉敷埋蔵文化財センターの藤原好二氏の講演会を開く。いずれも無料。