産経ニュース

障害者虐待11件増の97件 27年度 相談・通報は233件 埼玉

地方 地方

記事詳細

更新


障害者虐待11件増の97件 27年度 相談・通報は233件 埼玉

 平成27年度に県内の市町村が認定した、家族などの養護者や障害者福祉施設の職員らによる障害者への虐待件数が97件に上り、前年度から11件増加したことが23日、県のまとめで分かった。市町村などが受け付けた相談・通報件数は同19件増の233件だった。

 調査は、虐待に関する通報を義務付けた障害者虐待防止法が施行された24年10月から実施している。

 家族ら養護者による虐待の相談・通報件数は同21件増の186件で、虐待認定件数は同6件増の83件。施設職員による虐待の相談・通報は同2件減の47件、認定件数は5件増の14件だった。

 虐待類型(重複あり)は暴行などの「身体的虐待」が養護者62件、施設職員7件の計69件で最多となり、暴言などの「心理的虐待」が養護者17件、施設職員6件の計23件▽財産の搾取などの「経済的虐待」が養護者15件▽「介護・世話の放棄、放置」が養護者7件▽「性的虐待」が養護者3件、施設職員5件の計8件-だった。

 障害種別(同)は知的障害65人▽精神障害26人▽身体障害21人▽発達障害その他4人-で、性別(同)は男性58人、女性50人だった。

 相談・通報件数、認定件数は年々増加しており、県障害者支援課は「通報義務の認識が関係者のほか一般にも広がりつつある。状況が深刻化しないうちに対応が可能になり、早期発見にもつながっている」との見方を示した。