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筑波山の魅力、再発見を ジオパーク認定PR、市民参加型映画を制作

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筑波山の魅力、再発見を ジオパーク認定PR、市民参加型映画を制作

 昨年9月に筑波山地域が「日本ジオパーク」に認定されたことをPRしようと、筑波山地域ジオパーク協議会が、市民参加型のまち映画「いしつちみずと、だいちのこえ」の制作を進めている。出演する子供たち自身が地元を知って郷土愛を育んでもらうほか、地域の魅力の“再発見”も図りたい考えだ。(篠崎理)

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 「もっと動作を大きく」「そこで指を止めて」

 藤橋誠監督(41)の大きな声が飛ぶ。オーディションで約60人の中から選ばれた小学4年から高校生の21人による演技トレーニングがすでに始まっている。21人はジオパークに認定されたつくば、土浦、石岡、笠間、桜川、かすみがうらの6市から選ばれた。

 2月には撮影に入り、3月下旬の完成を目指す。映画は劇場公開用ではなく、DVDにして小中学校の教材に使ってもらう考えだ。

 6市などで構成する協議会はジオパーク認定を知ってもらう一環として映画の制作を企画。群馬県を中心に市民参加型の「まち映画」制作を手掛ける藤橋監督に依頼した。

 ジオパークに認定された筑波山地域は「筑波・鶏足(けいそく)山塊」「霞ケ浦」「山と湖をつなぐ平野」の3ゾーンに分かれ、映画も10分程度のショートムービー3編で構成。全40分で、最後は全員が筑波山に登るシーンという。

 子供たちがジオパークについて調べるシーンや、恋愛や家族の交流を描くシーンなどを通して、筑波山地域の魅力を紹介。地質標本館(つくば市)や佐白山(笠間市)など、6市の身近な場所やジオサイト(見どころ、拠点)が満遍なく登場する。

 出演する子供たちの大半は演技が初めて。せりふ指導やカメラ位置のチェックなどに戸惑いながらも、互いに動きを注意し合ったりして奮闘していた。

 「つち」編に登場する、つくば市立茎崎一小5年、田中爽喜(さつき)さん(11)は「せりふを覚えるのが大変です。筑波山は何度か登ったことがありますが、上から見るといろんな景色があってすごくびっくり。筑波山をPRできてうれしい」と話している。