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福岡の博洋自動車、台湾製バス輸入へ 低価格、外国人客に対応

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福岡の博洋自動車、台湾製バス輸入へ 低価格、外国人客に対応

ジャーマモーターの大型観光バス ジャーマモーターの大型観光バス

 自動車整備・販売の博洋自動車(福岡県須恵町)は17日、台湾のバス製造業「ジャーマモーター」と、大型バスの日本輸入に関する代理業務契約を結んだと発表した。低価格と外国人観光客に人気の音響設備などによって、顧客開拓を目指す。

 九州はインバウンド(訪日旅行)客の増加に伴い、観光バス需要が高まる。ただ国内のバスメーカーは再編が進み、供給力が需要急増に追いついていない。車体納入まで1年近くかかり、慢性的なバスの車体不足に陥っているという。

 外国人客に対応するための設備改修費も課題だ。車内の静かさが重視される国内向け観光バスと異なり、大音量でのカラオケを好むインバウンド客向けでは、音響設備が必要だという。

 ジャーマ社は、こうした台湾人らの好みに詳しい。納期も半年ほどで、価格は国内産に比べ2割前後安い。

 両社はこうした強みを生かして、市場開拓を目指す。6月にも輸入を始め、平成30年度に年間60台の販売を目標に掲げる。

 博洋自動車の吉田佳史社長は「ジャーマ社の技術水準は日本と変わらない。その上、席数や設備などのオーダーメードに細かく対応できる」と語った。

 両社を仲介した台湾貿易センター福岡事務所の林淑恵所長は「台湾製バスが日本の観光地を走る日が楽しみだ」と語った。