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宮崎・都農ワインじわり浸透 民間出資で輸出拡大も

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宮崎・都農ワインじわり浸透 民間出資で輸出拡大も

ボトルを手にする都農ワインの小畑暁社長(右)ら ボトルを手にする都農ワインの小畑暁社長(右)ら

 宮崎県の「都農ワイン」が、愛好家の間でじわりと浸透している。宮崎県都農町などが出資し、平成8年に創業した第三セクター「都農ワイン」が手掛け、地元産ブドウを使い丹念に仕上げる。新たに経営に加わった飲食大手が持つノウハウを活用し、輸出拡大も目指す。

 都農町や隣接する宮崎県川南町で生産したブドウ品種「キャンベル・アーリー」を主に使う。フルーティーな味わいで、ロゼは一部の海外専門書籍でも高い評価を得ている。年間の生産量は約24万本で売上高は約3億円に達する。

 ただ8割以上が県内向けで、知名度の向上が課題だった。状況の打破につながりそうなのが平成28年10月に出資を発表した飲食大手「エー・ピーカンパニー」だ。同社は宮崎地鶏などを看板にする居酒屋「塚田農場」を全国展開し、既に都農ワインを提供している。

 同社の里見順子企画本部長(44)は「都農町を、ワイン生産が盛んな米カリフォルニア州ナパバレーのような観光地にしたい」と意気込む。レストランや宿泊施設も新たに整備し、ブドウ畑を案内するツアーなどを充実させる。

 都農ワインの小畑暁社長(58)は「香港やシンガポールなどの海外にも売り込みたい」と話した。