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埼玉県立小児医療センター・植田育也集中治療科長「子供の救命救急、県内で」

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埼玉県立小児医療センター・植田育也集中治療科長「子供の救命救急、県内で」

県立小児医療センターの役割などについて話す植田育也医師=2016年12月19日、さいたま市中央区 県立小児医療センターの役割などについて話す植田育也医師=2016年12月19日、さいたま市中央区

 ◆課題は人材育成・確保

 PICUは同院の14床に加え、県内では埼玉医大総合医療センター(川越市)に8床がある。植田さんは「この数と各医療機関の連携が整えば、県内で発生する子供の病気やけがをカバーするには十分」とする。近郊の他の病院で1度受け入れを断られた救急患者を受け入れ、遠方の場合は一時的に他院で救急措置を施した後に収容できるよう態勢づくりを進める方針だ。

 今後の課題は「何よりも人材の育成・確保」と植田さん。「救命救急医療の現場では誰か1人が『神の手』を持っていてもだめ。私が引退した後でも、皆が同じクオリティーで仕事ができなければいけない。県立と埼玉医大の両センターを核とする連携によって、各地域の小児科医が疲弊している現状を改善すれば、新しい人材の確保にもつながるはず」と訴える。

                   

【プロフィル】植田育也

 うえた・いくや 昭和42年生まれ。千葉大医学部卒。1994~98年に米国シンシナティ小児病院で研鑽(けんさん)を積んだ。長野県立こども病院、静岡県立こども病院を経て、平成27年から埼玉県立小児医療センター勤務。28年から同院集中治療科長。

                    

 ■県立小児医療センター さいたま市中央区新都心1の2。JRさいたま新都心駅徒歩5分。【問】(電)048・601・2200。