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埼玉県立小児医療センター・植田育也集中治療科長「子供の救命救急、県内で」

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埼玉県立小児医療センター・植田育也集中治療科長「子供の救命救急、県内で」

県立小児医療センターの役割などについて話す植田育也医師=2016年12月19日、さいたま市中央区 県立小児医療センターの役割などについて話す植田育也医師=2016年12月19日、さいたま市中央区

 昨年末にさいたま市岩槻区から同市中央区新都心に移転し、今月5日に外来診療を開始した県立小児医療センターでは、新病院設立の目玉の一つとして小児救命救急医療の強化を掲げている。米国や日本で長く小児の集中治療に携わってきた同院集中治療科長の植田育也さん(49)に、県内の小児救命救急医療が抱える問題点や、新病院開設によるメリットを聞いた。(菅野真沙美)

                   

 ◆PICUへ集約

 同院の小児救命救急センターでは診療科領域を問わず、全ての重篤な小児患者を24時間態勢で受け入れる。旧病院では複数病棟に分散していた集中治療対象の患者をPICU(小児集中治療室)に集約し、より高度な設備の下で、専門医による質の高い治療を受けることが可能となった。

 隣接するさいたま赤十字病院とは、PICUへの患者の受け入れや、救急医療スタッフの教育・研修などの面で連携を行っていく。

 植田さんは「都内の病院でやっているようなことは全て県内でできるようにする。『県内の子供の救命救急医療は全て県内で』を実現した上で、できるだけ後遺症のない状態で子供たちを退院させる態勢を整えていく」と展望を語る。

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