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酉年 貴重な芝地鶏の保存に奮闘 新潟

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酉年 貴重な芝地鶏の保存に奮闘 新潟

三条市日本鶏保存会の岡村守会長と芝地鶏。雄(右)も雌も毛並みが美しい=同市岩渕 三条市日本鶏保存会の岡村守会長と芝地鶏。雄(右)も雌も毛並みが美しい=同市岩渕

 ただ、戦時中や戦後の食糧難で飼育数はどんどん減り、水害や他地域の鳥インフルエンザが響き、飼育する人も激減した。保存会の会員は5人で、高齢化と後継者不足に直面している。

 岡村さんは小学4年のとき、近所の家にいたニワトリに魅せられ、芝地鶏やチャボなどを飼い始めた。60年近くにわたる筋金入りの愛鶏家だ。もっとも、ニワトリの世話は簡単ではない。「365日休みはなく、家を空けることができない。ヒナのときから1日に1回の餌で済むように癖をつけている」

 数の減少で余儀なくされている近親交配も、優良な芝地鶏が育たなくなっている要因の一つという。打開策として、ルーツが同じとみられる日本鶏との交配も選択肢にのぼる。

 岡村さんは普段から冬場には鶏小屋の消毒を徹底しているものの、県内の養鶏場で昨年11月末に鳥インフルエンザの感染が確認されたこともあり、取り巻く環境は厳しさを増している。

 ただ、酉年の今年は関心が高まる絶好の機会。「保存は個人では限界があり、行政の力を借りないと難しい。イベントなどの際に一般の人に披露し、身近に感じてもらえるようにもしたい」と意欲をみせている。