産経ニュース

大津市の補助金受け女性起業家支援スペース開設

地方 地方

記事詳細

更新


大津市の補助金受け女性起業家支援スペース開設

 起業を目指す女性たちが気軽に集うことができるビジネスシェアスペース「コワーキングスペース大津」が、大津市京町の澤甚本館ビルにオープンした。市内で学習塾を運営する会社「インフィアホールディングス」(澤理栄子社長)が市の補助金を活用して開設。女性の視点や感性を生かした起業を支援することで、開業率を上げて地域活性化につなげる狙いがある。

 市の「女性の起業創業支援補助事業」の一環。公募提案型プロポーザルで補助対象事業者を募集し、同社が採択された。改修工事費や人件費や賃貸料などの運営費の一部を市が補助している。

 設備には、他業種と情報交換ができる「コワーキングスペース」のほか、個別オフィススペースや打ち合わせやセミナー向けのスペースなどもあり、計約90平方メートル。Wi-Fiや電子黒板などが無料で使うことができる。

 総務省の平成24年就業構造基本調査では、市の女性の就業率はおおむね全国平均と同程度だが、年齢別で見ると35~39歳は61・5%で大きく落ち込み、全国平均(67・1%)を下回る。一方で、26年度の男女共同参画に関する市民意識調査では、NPO活動など地域の社会活動に意欲を示す女性は多い。

 同市は、女性は結婚や出産で社会経験が短いことや経営に関する知識やノウハウを学ぶ機会が少ないことなどが背景にあると分析する。こうした設備を民間事業者に運営してもらうことで、経営者や起業を目指す女性同士の交流を深め、女性の起業や創業を後押ししたい考えだ。

 同社は「女性同士の集まりだからこそ生まれるアイデアもある。女性の活躍が大津の活性化につながってほしい」。一方、越直美市長は「起業したいと思う方に情報交換をしてもらい、多くの女性起業家が生まれることを応援していきたい」と話している。

 会費は1カ月あたり1万円で、1日単位での使用も可能。問い合わせは、コワーキングスペース大津(電)077・526・5671。