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福岡に起業家の「学び舎」 旧大名小校舎を支援施設に“衣替え”

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福岡に起業家の「学び舎」 旧大名小校舎を支援施設に“衣替え”

子供に替わってベンチャー経営者が集うことになる旧大名小学校 子供に替わってベンチャー経営者が集うことになる旧大名小学校

 福岡市は7日、中央区の旧大名小学校の校舎を活用し、創業支援施設を開設すると発表した。起業家向けに事務所スペースを整備し、「ツタヤブックストア天神」(同区)にある支援拠点「スタートアップカフェ」も移設する。人材が交流し、新事業や技術革新が誕生する“学び舎(や)”を目指す。(九州総局 高瀬真由子)

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 旧大名小は市のメインストリートの一つ「明治通り」に面する。昭和4年に完成し、平成26年に閉校した。市が今年3月にまとめた再開発の構想では、市民の交流広場と、ビジネスや観光振興に寄与する機能を持たせる。

 市によると、事業者との協議を通じて、校舎を活用した創業支援の提案があった。校舎は昭和初期のデザインが残り、階段周りに装飾が施されるなど、文化財としての価値も高い。

 跡地全体の再開発が始まる平成30年9月までの間、「官民共働型」の創業支援施設を整備する。博多、百道浜、アイランドシティの各地域に分散している支援施設を集約し、市を代表する創業支援施設とする。

 事務所や共同作業ができるスペースを設ける。起業家に経営について指導・助言する専門家の常駐も計画している。

 既存の中小企業が新事業を展開する際の支援にも対応する予定で、市は起業家と既存企業のマッチングにも取り組む。

 今月22日に整備・運営事業者の公募を始め、来年4月のオープンを予定している。

 高島宗一郎市長は記者会見で「事業者次第では、引き続き校舎を活用した支援施設が残る可能性もある。多くの企業が一緒にいることで化学反応が生まれる。福岡でチャレンジしてほしい」と語った。