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水戸、11月の初雪31年ぶり つくば、下妻で積雪4センチ

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水戸、11月の初雪31年ぶり つくば、下妻で積雪4センチ

 ■倒竹で水郡線に遅れ スリップ事故、臨時休校も続出

 上空に広がった真冬並みの寒気の影響で、県内は24日朝から午後にかけて広い範囲で雪が降り、厳しい冷え込みとなった。水戸地方気象台によると、11月に水戸市で初雪を観測したのは31年ぶりで、平年より37日、昨年より32日早い。これは初雪の観測を開始した明治30年以降で3番目に早い記録という。雪の影響で交通事故が相次ぎ、臨時休校にした学校も続出した。

 同気象台はこの日、水戸市で午前6時50分ごろに、初雪を確認。同気象台や消防によると積雪はつくば、下妻両市で最大4センチ、大子町で2センチ、水戸、土浦両市で1センチに達した。

 最低気温が最も低かったのは常陸大宮市で、氷点下0・3度と12月上旬並み。このほか、水戸市0・4度、土浦市0・3度、古河市0・1度などと各地で軒並み今季最低を記録した。

 県警交通総務課によると、雪の影響による交通事故は24日午後5時までに4件、負傷者は1人だった。いずれも冬用タイヤを着用せず、スリップによる追突事故だったという。

 24日午前11時ごろ、牛久市の市道で20代の男性が運転する乗用車が前方の乗用車に追突、追突された乗用車を運転していた20代の男性が首に軽傷を負った。

 土浦市消防本部によると、24日午前8時40分ごろ同市中村西根で、20代の男性が屋外で転倒し、右足に軽傷を負った。午前9時50分ごろには、JR土浦駅と土浦市役所を結ぶデッキで20代の男性が転倒して頭を打ち、軽いけがをした。

 また、県教育委員会によると、県内では県立高1校と特別支援学校1校、公立小中学校17校の計19校が臨時休校となった。県立高4校と常陸太田市立中1校の計5校が始業時間を遅らせる措置を取った。

 公共交通機関には一部に乱れが生じ、JR東日本水戸支社によると、24日午前10時5分ごろ、水郡線の常陸大宮-玉川村間で、雪の重みにより線路脇の竹が線路内に倒れた。上下2本に最大35分の遅れが生じ、約250人に影響した。

 ホームセンターでは、雪対策のグッズを買い求める客の姿が数多く見られ、水戸市酒門町のホームセンター「山新グランステージ水戸」の米川利宏次長(35)によると、スコップや融雪剤の売れ行きが好調だったという。「以前、雪が降ったとき各商品の売り切れが相次いだため今回は多めに仕入れた」(米川次長)という。