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港区観光ボランティアガイドが好評 住民ならではの魅力発信

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港区観光ボランティアガイドが好評 住民ならではの魅力発信

 ■忠臣蔵、大使館巡り…英語にも対応

 港区の観光ボランティアガイドが好評だ。住む地域を改めて知るきっかけになるという区在住の参加者をはじめ、英語ガイドに対応していることから外国人の支持も厚い。区を熟知した地域住民ならではの魅力あふれるおもてなしを目指している。(鈴木美帆)

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 平成25年から始まった同ガイドでは、区の育成講座を修了した区在住のボランティアが地域の観光スポットなどを案内している。増上寺などの芝地区や外苑イチョウ並木などの地域別、「忠臣蔵」やイルミネーションなどテーマ別のコースが用意され、大使館なども巡る。年間で40回以上開催され、昨年は延べ約600人が参加した。

 ツアーはガイドがイヤホンマイクを使い、参加者が自由に歩きながら説明を聞く。参加者は、区民が半分ほど。「近くに住んでいても知らなかった歴史に改めて触れることができる」と、郷土史や史跡などへの関心が動機になっている。今年4月に英語でガイドする「国際観光ボランティアガイド」が誕生したことで外国人が増加。区在住の外国人や、仕事で来日し、帰国日の空いた時間などに観光を楽しむなどの利用もあるという。

 9月からは、麻布十番の老舗菓子店や手ぬぐい店などを巡る商店街ツアーが始まった。外国人の参加者が多く、ツアー後すぐに戻って買い物を続けたり、友人などに紹介したいといった声があったという。今後は赤坂など他の地域の古き良き商店街を巡る予定だ。

 また、参加者の要望によりカスタマイズするオーダー型の「まち歩きガイドサービス」も行われている。時間や希望などに柔軟に応じることで、活動の幅が広がっている。

 同区観光協会によると、区の魅力は「新しいものと古いものが混在しているところ」。区内には、国内の半数以上の大使館を有しており、国際色も豊か。坂が多く、かつて坂の上は屋敷で下は庶民の商店や長屋があったということから、表情の違いも楽しめるという。

 ガイドの申し込みは、同協会ホームページ「まち歩きコーナー」などから。