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「赤い三角屋根の国立駅」再築 市とJR、用地取得で覚書

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「赤い三角屋根の国立駅」再築 市とJR、用地取得で覚書

 国立市は14日、80年以上も同市のシンボルとして親しまれた赤い三角屋根の旧国立駅舎の再築に必要な土地を、JR東日本から買い取るための覚書を結んだと発表した。今年度中に売買契約を済ませて詳細設計に入り、平成30年度に着工、32年2月末の完成を予定している。

 買収するのは、同駅南口に面した約510平方メートルのJR東保有地で、買い取り価格は6億6千万円程度という。市有地138平方メートルを合わせた約648平方メートルの事業用地は元の駅舎の位置から南西側に数メートルずれているが、解体後も大切に保管してきた部材を用いて、大正15年4月の開業当時の姿を可能な限り復元する。

 再築後の駅舎は建築面積が約220平方メートルで、情報発信・交流のために観光案内所(26平方メートル)、展示スペース(52平方メートル)、多目的スペース(74平方メートル)を設ける。土地代を含めた総事業費は約10億円。

 旧駅舎は木造平屋で、JR中央線の高架化に伴って解体された。しかし、建築技法、技術的にも重要な建造物だったため、解体直前に同市が市指定有形文化財に指定し、将来の再築を目指していた。