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北杜市長に渡辺氏 山梨県内初の女性首長に

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北杜市長に渡辺氏 山梨県内初の女性首長に

 任期満了に伴う北杜市長選が13日、投開票され、新人で元市議会議長の渡辺英子氏(70)が初当選した。県内初の女性市長となる。元市議の上村英司氏(46)は草の根選挙を展開して猛追したが、僅差で敗れた。旧明野村長の篠原真清氏(65)は一歩及ばなかった。町村合併後の12年間、白倉政司市長が進めた財政再建などを継承する渡辺氏が、いかに手腕を発揮していくかが焦点だ。

 13日午後10時45分過ぎ、陣営に「当選」の一報が入ると、約500人の支持者らから大歓声が上った。

 渡辺氏を支援した白倉市長は「自信を持ってバトンタッチできることに感謝したい」と当選を祝福。渡辺氏は「厳しい戦いだった。多くの方々に支えられ歩むことができた」と感謝の言葉を述べた。

 渡辺氏は取材に対し、白倉市政の継承に関して「すべて同じではない。一党一派にとらわれず女性市長として色を出していきたい」と述べた。

 政策面では財政再建と少子化対策のほか、高齢者の移動手段の確保、在宅医療や学校教育の充実などをあげた。太陽光発電設備の設置抑制に関しては「個人の財産権が大事なので難しい」との考えを示した。

 40代の候補として世代交代を訴えた上村氏は、「もう少し投票率が上がっていれば。努力不足で支援者に申し訳ない」と敗戦の弁を語った。さらに「推されれば次の選挙に出たい」と市政への意欲を示した。

 市民参加の市政への転換を主張した篠原氏は、「『北杜はこのままではいけない』というのが、私と上村氏に投票した半数以上の人たちの共通の思いだ」と選挙戦を振り返った。