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遠隔操作ウイルス供用疑い 和歌山の高1逮捕 神奈川県警
ゲームを有利に進められる不正ソフト「チートツール」を装い、遠隔操作ウイルスをダウンロードさせたとして、県警サイバー犯罪対策課は1日、不正指令電磁的記録供用の疑いで、和歌山県立高校1年の男子生徒(16)を逮捕した。容疑を認めている。
逮捕前に同課が家宅捜索した際、「チートツールを使うやつが許せず、こらしめてやろうと思った」と話していたといい、同課が詳しい動機などを調べる。
逮捕容疑は、5月3日、オンライン戦闘ゲーム「サドンアタック」でゲームを有利に進めるための不正ソフトを装い、他人のパソコンを遠隔操作できるウイルス「njRAT」を無料サイトに公開。横浜市の男性(21)にダウンロードさせたとしている。
男子生徒は遠隔操作でパソコンの持ち主のアカウントを把握し、ネットオークションで勝手に商品を購入するなどしていたといい、詐欺などの疑いもある。
無料サイトでのダウンロード回数は延べ1700回にのぼっていたという。