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甲府城西などで体罰 平手で10回、丸刈り強要も

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甲府城西などで体罰 平手で10回、丸刈り強要も

 県教委は26日、県立甲府城西高(甲府市下飯田)の50代の男性教諭が、男子生徒を平手で殴るなどの体罰をしていたと発表した。教諭はさらに、副顧問を務める運動部の生徒3人に互いに頭髪を丸刈りにさせていたという。

 県教委と同校によると、男性教諭は24日午前、頭部を刈り上げた髪形で登校した3年の男子生徒の頬を、平手で10回程度殴り、バリカンで丸刈りにした。

 このほか、「連帯責任」として、同日昼ごろ、部員の3年生3人を呼び出し、互いに頭髪を丸刈りにさせた。いずれの場面にも部の顧問を務める50代の教諭が立ち会っていたが、体罰を止めさせなかった。

 平手打ちされた男子生徒にけがはなかったが、頬が腫れたという。体罰に関係した2人の教諭と田之口晃士校長が生徒の家庭を訪問し、謝罪したという。県教委は来月に処分を決める見込みだ。

 県立塩山高でも、30代の男性教諭が25日、授業中に寝ていた2年生の男子生徒を起こそうと強引に顔を向けさせ、頬を殴る形となったという。

 2件の体罰を受け、県教委は26日、臨時校長協議会を開き、再発防止を指示した。守屋守教育長は「1カ月間に2件の体罰。あってはならないことだ。根絶に向けて、校長、教職員が一丸となって取り組んでほしい」と苦しい表情で述べた。

 県内では8月、県立身延高で30代の男性教諭が生徒の太ももを蹴り、先月に同協議会で再発防止を指示したばかり。県教委の指導の甘さも問われる状況となっている。

 甲府城西高の田之口校長は「全校集会で生徒たちに報告、謝罪した」と説明。原因については「私の管理、指導力不足」と述べるにとどまった。再発防止に向け、「来月から月1回、服務規定や指導体制、部活指導などの研修を徹底する」と述べた。