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栃木県・中禅寺湖のヒメマス漁6年ぶり解禁へ 来春にも 放射性物質濃度が基準値下回る

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栃木県・中禅寺湖のヒメマス漁6年ぶり解禁へ 来春にも 放射性物質濃度が基準値下回る

中禅寺湖の八丁出島。来春にはヒメマス漁も解禁の見通し=10月21日(共同通信社ヘリから) 中禅寺湖の八丁出島。来春にはヒメマス漁も解禁の見通し=10月21日(共同通信社ヘリから)

 東京電力福島第1原発事故による魚類の放射性物質汚染問題で、栃木県は、ワカサギを除き全面禁漁になっている中禅寺湖(日光市中宮祠)で、ヒメマスの釣りの解禁延期要請を解除したと県議会農林環境委員会で報告した。来年4月、中禅寺湖のヒメマス漁が6年ぶりに解禁される見通しとなり、中禅寺湖漁業協同組合は今後、解禁に向けて関係者と調整を進める。

 県生産振興課によると、中禅寺湖では東日本大震災翌年の平成24年3月にヒメマス、ニジマス、ブラウントラウトから基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出され、県は同組合にワカサギを除く全魚種の釣り解禁延期を要請した。要請を受けた同組合は全てのマス類の解禁を延期。同年5月から、釣った魚を持ち帰らない「キャッチ&リリース」に限ってきた。今回、ヒメマスの放射性物質濃度が安定して基準値を下回るようになり、解禁延期要請の解除を決めた。ニジマスやブラウントラウトの放射性物質濃度はヒメマスほど下がっていないため解禁対象にはならない。震災前の中禅寺湖の釣りの解禁期間は4月1日~9月19日だった。