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明日香村に星野リゾート ホテル建設で協定締結へ 5~6年後の開業目指す 奈良

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明日香村に星野リゾート ホテル建設で協定締結へ 5~6年後の開業目指す 奈良

 明日香村は12日、全国で高級温泉旅館やリゾートホテルを運営する星野リゾート(本社・長野県軽井沢町)が、村内にホテルを建設するための「パートナーシップ協定」を同村と今月28日に締結すると発表した。建設候補地は近鉄飛鳥駅に近い村西部の真弓(まゆみ)地区の丘陵地。協定の締結後、地権者との交渉に入り、5~6年後のオープンをめざしている。

 明日香村には年間約80万人の観光客が訪れるが、ホテルはなく、実現すれば初のホテルとなる。

 村では約10年前からホテル誘致に向けて活動。新たなホテル建設用地を探していた星野リゾートと思惑が一致し、同社の幹部が昨年10月初めて村を訪問。その後、ホテル建設に向けて話し合いが進められていた。

 建設候補地は、村の将来構想を示す総合計画では産業施設の整備をめざすエリア。飛鳥駅の西側に位置し、周辺には高松塚古墳やキトラ古墳などもある。

 飛鳥時代から古い歴史を持つ村は、特別措置法によって村内全域が歴史的風土保存地区に指定され、開発は厳しく規制されている。このため、建設が実現した場合でも環境に配慮したコテージ風(分棟型)の低層な施設になるとみられている。

 協定の締結式には森川裕一村長と星野リゾートの幹部が出席する予定で、ホテル実現に向けて協力していくことを確認する。

 星野リゾートは東京や北海道、京都、沖縄など全国で個性的な高級旅館やホテルを運営。リゾート施設の再生でも知られ、海外にも進出している。

 村では「規模を含めどのようなホテルになるのかは今後、検討されると思うが、宿泊される方のいろんなニーズに応えられる施設になることが期待できる。雇用や、ホテルでの村産の食材の活用、さまざまな体験イベントなどを含め、村に与える波及効果は大きいと思う」とし、星野リゾートの進出を歓迎している。