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衆院東京10区補選告示 3候補各地で第一声

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衆院東京10区補選告示 3候補各地で第一声

 小池百合子知事の議員失職に伴う衆院東京10区補欠選挙(豊島区など)は11日告示され、3人が立候補した。明確な争点がないなかで、候補者たちは各地で第一声を上げ支援を呼びかけた。事実上、与野党の前職と新人の一騎打ちとなった。東京10区の有権者は、平成26年12月の総選挙時より約1万1千人増えて36万8515人。

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 ■民進 鈴木庸介氏 「外国人客招き地域経済を振興」

 11日午前の第一声を終え選挙カーで豊島、練馬区内を遊説した民進党新人の鈴木庸介氏(40)。午後1時、再びJR大塚駅に戻ると南口で出陣式に臨んだ。

 知名度抜群の蓮舫代表が応援演説に入るということもあり、あっという間に聴衆は100人以上に。

 緊張を隠せない表情でマイクを握った鈴木氏は、「個人店主が商店街に居続けられるような、外国人観光客を呼び込んだ地域経済の振興。子供たちが世界に居場所を求めらるような英語教育の充実。誰もが居場所のある社会づくりを実現させる」と訴えた。

 自らが掲げる「誰もが居場所のある社会」を実現するため、より具体的な政策を説明して支持を求めた。

 「税金のかけ方をかえれば、介護士や保育士の賃金を増やすことも可能」とも強調し、「人への投資」を掲げる民進党の公認候補らしい訴えも忘れなかった。

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 ■自民 若狭勝氏 「東京大改革踏まえ日本変える」

 11日午前11時前、JR池袋駅西口前で自民党公認の若狭勝氏(59)がマイクを握った。本人が登場すると「ワカサ」と支援者からコールが起こる中、グレーのスーツにオレンジのネクタイで街頭に立ち、小池百合子知事との緊密さを有権者にアピールした。

 若狭氏は、「父は工場を経営していた。父や母の汗水流して働く姿を見てきた。検事になり、不正を追及してきた」と半生を振り返りつつ、公正な社会の実現を訴えた。

 訪れた聴衆の中には、小池氏のイメージカラーの緑色を身につけている人も多くみられた。「情報公開できる都政を進めている都知事と自分は同じ考えだ」と小池氏との“近さ”もアピール。

 小池氏が掲げる「東京大改革」を引き合いに「豊島・練馬から東京を変える。東京大改革を踏まえ、日本を変える」と意気込んだ。

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 ■幸福 吉井利光氏 「政界の鬼退治やっていきたい」

 幸福実現党の吉井利光氏(34)は11日、JR池袋駅前で第一声を上げ、「政界には鬼が巣くっている。鬼退治、ぜひともやっていきたい」と主張し、与野党の批判を繰り返した。

 吉井氏は、安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」について「経済は横ばい」と依然として低調な経済の現状を指摘。

 「アベノミクスは元気がなくなってしまった。消費税を8%に上げて以来、明らかに日本経済の元気がなくなってきておりませんか」と集まった有権者らに訴えかけた。民進党の蓮舫代表についても、二重国籍問題を糾弾した。

 その上で、吉井氏は「新しい選択肢が必要」と訴え、消費税を5%に戻すことなどを訴えた。黄色をイメージカラーに選挙戦を戦うという吉井氏。この日は黄色のシャツなどを身につけたり、バナナを持参する支持者もいた。

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 ▽衆院東京10区補選 (3人、届け出順)

 鈴木(すずき) 庸介(ようすけ) 40 民 新 

 元NHK記者(会社役員・大学非常勤講師)米コロンビア大院 

 若狭(わかさ)  勝(まさる) 59 自(破)前〔1〕

 弁護士(東京地検公安部長・横浜地検刑事部長)中大    【公】

 吉井(よしい) 利光(としみつ) 34 幸 新 

 HS政経塾部長・党青年局部長(幸福の科学職員)慶大