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秀明大が来春から看護学部開設 八千代市など修学資金支援

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秀明大が来春から看護学部開設 八千代市など修学資金支援

 八千代市大学町の秀明大学が来春、看護学部(定員80人)を開設する。学生は英国に短期留学し、近代看護の母といわれるナイチンゲール精神を学ぶといい、人間性豊かな看護師を輩出して地域貢献を目指す。看護師確保を急ぐ八千代市などの要望に応じたもので、市も修学資金を貸与しバックアップする。

 八千代市によると、市内には約140の医療施設があるが、人口1万人当たりの看護師は55・8人(平成26年)で、全国平均(85・5人)を大きく下回っている。このため、市と市医師会などは26年、秀明大学に看護学部開設を要望していた。

 大学側は「地域貢献を果たすため、看護学部を開設して看護師不足解消を検討する」と回答。教授や講師陣を整え、28年春、文科省に設置認可を申請し、8月に認可された。

 現在、看護学部棟(地上5階、地下1階)の建設工事が進んでおり、来年2月完成予定だ。看護学部棟には大講義室や各専門分野の実習室、専門書をそろえた図書室、くつろげるカフェテリアなどを整備。最新機器を導入する。また、東京女子医科大学八千代医療センターの協力を得て実習を行う。

 2年次の夏休みには英国へ短期留学する。国際化に対応するための語学と、現地の医療現場でナイチンゲール精神を学び、墓前で誓いを立てるという。

 川島幸希学長は「看護師は命に関わる大切な仕事を担う。最新の知識、技術だけでなく、患者に寄り添う人間性に富んだ、教養豊かな看護師を育てたい。第1期生は先輩がいないので不安もあるだろうが、歴史を作る開拓者だ。誇りを持って応募してほしい」と語る。

 一方、市は学生を支援するため、修学資金を貸与する。1人年間60万円で最大4年間で240万円。卒業後、受給期間と同じ年数、看護師として市内の医療機関で勤務すれば返還を免除されるという。

 秋葉就一市長は「看護学部開設で、看護師確保ができるようになれば、市民の健康・安心につながる。地域活性化に向けても大いに期待している」と語った。