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乳がんの早期発見、治療を ジェットスター客室乗務員が啓発 大阪

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乳がんの早期発見、治療を ジェットスター客室乗務員が啓発 大阪

 乳がんの早期発見を呼びかける10月の「ピンクリボン運動月間」に合わせ、LCC(格安航空会社)の「ジェットスター・ジャパン」が、今年初めて啓発活動を行っている。乳がんで闘病中のフリーアナウンサー、小林麻央さん(34)と同世代の客室乗務員らが発案、機内アナウンスで「早期発見、早期治療が大切」と呼びかけている。 

 発案したのは関西国際空港を拠点に国内外の路線に乗務している東田恵美さん(33)。以前、ピンクリボン運動の発祥の地であるアメリカの航空会社に勤めていた際、10月には会社を挙げてピンク色の制服を着たり、ピンクリボンを塗装した特別機を飛ばしたりするなど積極的な活動参加をみてきた。

 ジェ社に転職後も「日本でも何かできないか」と考えていたという東田さんだが、4月の熊本地震で、ボランティア休暇を取る同僚の姿を目にし、「ジェ社なら受け入れてくれるかも」と思い切って上司に相談、客室乗務員の同僚らにも共感が広がり、会社として取り組むことが決まった。

 同世代の小林さんが乳がんで闘病中であることを公表したことも、啓発活動の重要性を考えさせられるきっかけになったという。小林さんが忙しさから再検査を先延ばしにしてしまった後悔をブログにつづっている文章を知り、共感する部分があった。

 自身も3歳の長女の母である東田さんは、「子育て中は、どうしても子供優先で自分のことを後回しにしてしまいがち。それでも自分の健康への意識は高くしておかなければいけない」と感じたと話す。

 ジェ社では10月中、ピンクリボンをデザインしたオリジナルピンバッジを機内で販売し、売り上げの一部を啓発活動を行う団体に寄付するほか、機内で客室乗務員がピンクリボン運動を告知する。東田さんは、「関空-成田路線はビジネスマンの利用が多い。男性の関心も高めていきたい」と話している。(中井美樹)