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鬼も笑う?狂言の世界 彦根城博物館で企画展

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鬼も笑う?狂言の世界 彦根城博物館で企画展

 狂言で使用される面(おもて)や装束を集めた企画展が、彦根市金亀町の彦根城博物館で開かれている。同博物館で、初めて狂言をテーマにした企画展。訪れた人は、狂言特有のユーモアある面や装束を楽しみながら鑑賞している。27日まで。

 同博物館によると、狂言は基本的に面をかけずに演じる。だが、老人や鬼など、そのままでは演じにくい場合に面を用いる。

 狂言の面は約30種類。同博物館は彦根井伊家の15代当主、井伊直忠(1881~1947)らが集めた狂言の面計5つを所蔵しており、今回公開した。

 展示されている5点の面は、歯が抜けているが優しい表情をしている「祖父」や、厳つい鬼だがどこか笑っているような「武悪」など。装束も、紺地の麻に大きなカニが描かれている「紺地蟹文様」など、狂言特有の身近な植物や動物を文様とするものなど15点を公開した。

 同博物館は「狂言の面や装束は能と違い、ユーモラスなものが多い。そういった部分に注目して見てほしい」としている。