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創刊号など20冊「暮しの手帖」展示 全号所蔵の兵庫・西宮市立中央図書館「当時を垣間見て」

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創刊号など20冊「暮しの手帖」展示 全号所蔵の兵庫・西宮市立中央図書館「当時を垣間見て」

西宮市立中央図書館で展示されている雑誌「暮しの手帖」=西宮市川添町 西宮市立中央図書館で展示されている雑誌「暮しの手帖」=西宮市川添町

 日本の消費生活の歴史を知ってもらおうと、西宮市立中央図書館(同市川添町)で、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」でヒロインのモデルとなった大橋鎭子(しずこ)さんが昭和23年に創刊した雑誌「暮しの手帖」の創刊号など約20冊が展示されている。同市の話題が取り上げられた号もあり、市民の注目を集めている。

 同館では創刊号から最新号まで全383冊を所蔵。同館は「全ての号があるのは県内でも珍しいのではないか」としている。

 展示されているのは、雑誌名が「美しい暮しの手帖」だった創刊号や、昭和28年に「暮しの手帖」に名前が変更された号、初めて商品テストが取り上げられた号など9冊がガラスケースに収納。残りはマガジンラックで手に取ることができる。

 中でも、昭和55年発刊の64号では、同市教育委員会の「ランドセル廃止」の記事が掲載されている。受験戦争の過熱を憂慮して「勉強は学校で」との方針を打ち出し、教科書を校内のロッカーに置かせて帰宅させたことで大きなランドセルは不要とする当時の市教委の取り組みを紹介。実際に市内の小学生が使うかばんの種類を調べた表なども掲載され、当時の小学生の暮らしぶりや世相が垣間見える内容となっている。

 ガラスケースで展示している9冊以外は館内で閲覧することができる。同館の嘱託司書、住田麻里子さんは「雑誌を読んで当時の暮らしに思いをはせてもらえたら」と話している。

 29日まで。月曜休館。問い合わせは同館(電)0798・33・0189。