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ボンネットバスでレトロ気分満喫 三重2会場でまつり

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ボンネットバスでレトロ気分満喫 三重2会場でまつり

 今年3月に6年半ぶりに全線復旧したJR名松線(松阪市-津市美杉町)の利用増や地域の活性化を目指した「美杉なぁなぁまつり」が28日、美杉町のJR奥津駅前と道の駅美杉で開催された。約4キロ離れた2つの会場を懐かしのボンネットバスがピストン輸送。来場者は田舎のレトロ気分を満喫しながら、多彩な催しを楽しんだ。

 まつりは、美杉町で撮影された映画「WOOD JOB! 神去(かむさり)なあなあ日常」をきっかけに結成された地域おこし団体「WOOD JOB神去青年団」などの主催。昔ながらの大きなノコギリを使った木こり体験のほか、マガジンラックなどの木工教室、オリジナル缶バッジ作りなどが行われ、参加者は山菜おこわやキッチンカーのフードも堪能した。

 会場を結んだボンネットバスは、奈良交通が使っていた昭和41年製のバス。同青年団のボランティアらが参加する「名松線を元気にする会」のイメージキャラクター「奥津ハルカ」の名前を使い、バスを「奥津ハルカ号」と命名し、2つのまつり会場を5往復した。

 松阪市から訪れた鉄道ファンの高校1年、榊原薫さん(15)は「鉄道もいいけど、レトロバスも味がある」と楽しんで乗っていた。

 名松線は総延長約44キロで全15駅。平成21年10月8日の台風18号で部分運行となっていたが、今年3月26日に全線復旧した。

 津市は「名松線に乗って美杉の自然・歴史を満喫!」イベントを開催中。11月13日までの土日などに、両会場と近くの国史跡・名勝の北畠氏館跡庭園を無料でシャトル運行するバスを走らせ、渓谷沿いの自然美や北畠氏が目指した中世都市の夢の跡を再発見してもらおうとPRしている。