産経ニュース

【私のイチ押し】カップヌードルミュージアム・筒井之隆館長

地方 地方

記事詳細

更新

【私のイチ押し】
カップヌードルミュージアム・筒井之隆館長

 ■ジャズ プレーの一体感が醍醐味

 高校時代に来日した米ジャズバンド「アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ」のライブ映像をテレビで見て感激し、ジャズの世界に魅せられました。大学生になると、現在は休刊している雑誌「スイングジャーナル」でジャズ評論をするほどに。その原稿料や中古レコードを売ったお金で、新譜を買うという日々を送りました。

 実は長年、ジャズファンの聖地ともいわれる横浜・野毛のジャズ喫茶の名店「ちぐさ」を訪れたいという願望がありました。平成23年にカップヌードルミュージアム館長に就任し、「やっと行ける」と思ったときには店が休業中でした。

 有志の出資などで「ちぐさ」が復活し、私も再立ち上げに参加できました。その後、若手ジャズアーティスト育成を目的とした表彰制度「ちぐさ賞」の創設などに関わることで、横浜のジャズ愛好者とのつながりも深まり、充実した日々を送っています。

 譜面通りに演奏するクラシックなどと異なり、ジャズは、途中アドリブや即興演奏などが許され、「(演奏者と聴衆が)今を一緒に生きている」と感じられるのが醍醐味(だいごみ)です。

                   ◇

 【メモ】昭和19年生まれの72歳。同志社大文卒。読売新聞大阪本社を経て、昭和61年日清食品入社。広報部長、常務などを歴任し、平成23年から現職。今年7月にミュージアム来館者数が500万人を突破し、横浜を代表する人気スポットに成長させた。「良い思い出を持って帰ってもらい、来館したお子さんが親になったときにまたお越しいただけるよう、10年後、20年後を見据えた施設にしていきたい」