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【夏の甲子園】秀岳館、初の8強 “おてもやん効果”で快進撃

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【夏の甲子園】
秀岳館、初の8強 “おてもやん効果”で快進撃

【秀岳館ーいなべ総合】九回、秀岳館の原田が適時三塁打を放ち、点差を広げる=甲子園球場(宮沢宗士郎撮影) 【秀岳館ーいなべ総合】九回、秀岳館の原田が適時三塁打を放ち、点差を広げる=甲子園球場(宮沢宗士郎撮影)

 第98回全国高校野球選手権大会第10日の16日、第2試合に登場した熊本代表の秀岳館は、いなべ総合学園(三重)と対戦。中盤までは1点を争う試合展開となったが、終盤に突き放した秀岳館が6-1で勝利。県勢として平成22年の第92回大会以来6年ぶり、同校にとっても初となる夏の大会8強入りを果たした。

 秀岳館は二回、1死三塁から、6番広部が「犠飛を狙った」という思い切り振り抜いた一打は三塁への強襲安打となり、1点を先制。父の茂美さん(49)も「結果を出せてよかった」とほっとした表情を見せた。

 三回には、熊本の民謡「おてもやん」をサンバ風にアレンジした「サンバおてもやん」に乗って、2死二塁から3番木本が左翼へ適時二塁打を放った。“おてもやん効果”に、吹奏楽部の樋口和希部長(17)も「うれしいです」と思わず笑顔を浮かべた。

 2-1の1点リードで迎えた七回裏、1死二塁と一打同点のピンチ。いなべ総合の打者山内へのカウントが1ボールとなったところで、背番号12の川端に投手交代。「行く気満々で、いつ(投手交代が)来てもいい状態だった」という川端が連続三振を奪う好投を見せた。

 その直後の八回1死一、二塁から5番天本の右前打で待望の3点目を入れると、九回には3長打でダメ押しの3点を追加し勝利した。今年4月の熊本地震で被災、6月までは避難所で生活していたという吹奏楽部2年の林田真幸さん(17)は「日本一になり、優勝旗を熊本に持ち帰って、被災地を元気づけてほしい」と熱いエールを送った。