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新潟知事選、各党とも有力2候補への対応保留 推薦が当落左右

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新潟知事選、各党とも有力2候補への対応保留 推薦が当落左右

 9月29日告示、10月16日投開票の知事選は、現職の泉田裕彦知事(53)と長岡市の森民夫市長(67)の2人が有力候補として全面対決する公算が大きくなる中、対応を保留している各政党がどちらを推薦するかが当落の行方を左右しそうだ。共産党は独自候補の擁立か、7月の参院選新潟選挙区で勝利を呼び込んだ野党共闘の実現を模索しており「第三の候補」が登場する可能性もある。

 4選を目指し出馬の意向を2月に表明した泉田氏の後援会は自民、民進、公明、社民、生活の5党に推薦願を3月末に出したが、各党とも返答をしていない。一方の森氏も各政党から推薦を得たい意向を示しており、16日以降に全政党に推薦願を届ける方向だ。

 知事選への影響力が大きい自民党県連は泉田氏を1期目から支援するものの、今回はいまだに「白紙」。党内には森氏の出馬表明を「よく決断した」と好意的に見る向きもある。今月下旬に開かれる県議団の会合で知事選への対応を協議する予定で、同党県連の沢野修総務会長は「2人の推薦の扱いをどうするかという話になってくる」と話す。

 4年前の前回の知事選で泉田氏を初めて推薦した民進党県連の大渕健幹事長は、推薦について「状況を踏まえて検討していく」と態度を明確にしていない。

 公明党県本部の志田邦男代表は「9月県議会で総括的な質疑をしながら3期12年の泉田県政を検証する。候補者の政策が出そろった段階で見極めたい」とし、判断は9月になるとの考えを示した。

 社民党県連は9月初めにも方針を決める構えだが、小山芳元代表は「県民のために原発問題にしっかり対応できるのは泉田知事しかいない。おのずと現職を推薦することになる」と語り、泉田氏を推す方向だ。

 前回の知事選に自らが出馬した共産党県委員会の樋渡士自夫委員長は、今回も独自候補擁立の方針は変えないとしながらも「知事選も野党統一で対応できないか」と述べ、他党との協議を模索する考えも示した。

 生活の党県連の佐々木茂幹事長は「今月末までに方向性を出したい」とする一方、日本海横断航路計画で使う中古フェリーの契約で生じたトラブルの影響を重視し「県民の反応を見極めたい」とした。