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山形の「冷やし文化」全国に発信 「アツいまちサミット」に初参加

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山形の「冷やし文化」全国に発信 「アツいまちサミット」に初参加

 暑い街イコール不快な街じゃない-。そんな思いを全国にPRしようと、山形市が13、14の両日、埼玉県熊谷市で開かれる「アツいまちサミット」に初参加する。次回のサミット招致も見込んだもので、担当者は「山形の『冷やし文化』などを全国に発信していきたい」と意気込んでいる。

 同サミットは、国内最高気温を観測したことがある都市が参加するイベント。平成25年8月に最高気温41・0度を記録した高知県四万十市で翌26年に開催されたのが始まり。昨年は、19年に最高気温40・9度を記録した岐阜県多治見市で2回目のサミットが開催された。19年に同じ最高気温を記録した熊谷市で今回3回目が開催される。いずれも猛暑を逆手に取り、暑さを生かした観光資源や涼しげな食べ物などを全国向けにPRする内容だ。

 今回のサミットに関係者が初参加する山形市は昭和8年に同40・8度を記録した。上位3市が「ヒートアイランド現象」などが指摘される近年に40度超えを観測したのに対し、山形市は74年間にわたり記録を保持してきた「殿堂入り級」(関係者)の暑いまち。実際、山形では夏山登りや最上川舟下りといった暑い夏を楽しみ、乗り切るさまざまな文化が歴史的にはぐくまれてきた。また、「冷やしラーメン」などの食文化や「冷やしシャンプー」などのアイデア商品も続々と誕生している。

 このため、山形市内の商店街関係者が「まちコンやまがた実行委員会」を立ち上げ、サミット参加者に山形県が誇る豊富な食材や温泉などの潜在的な観光資源をPRする準備を進めている。具体的には、夏野菜を細かく刻んだ定番グルメの「だし」や「冷やしシャンプー」をPRするほか、「冷やし玉コン」の販売も行う予定だ。

 山形市の最高気温が現在全国4位のため、地元関係者は第4回となる次回サミットの地元招致も視野に入れる。担当者の佐藤克也さん(50)は「70年以上前に40度超えを記録した山形市は、正真正銘の日本一暑いまち。四季がはっきりしていてコメや野菜、果実もおいしいので『いつか山形に住んでみたい』と思ってもらえれば」と話している。