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燃やせるごみを固形燃料に 三豊市リサイクル施設上棟式

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燃やせるごみを固形燃料に 三豊市リサイクル施設上棟式

 家庭や廃棄物処理業から出た燃やせるごみを発酵・乾燥させて固形燃料の原料としてリサイクルするごみ処理施設「バイオマス資源化センターみとよ」の上棟式が、香川県三豊市山本町の建設現場で行われた。

 「ごみはすべて資源」という理念を掲げる同市が、新しいごみ処理施設について公募。廃棄物処理業のエコマスター(香川県観音寺市)から提案のあったトンネルコンポスト方式を採用し、民設民営方式で整備、運営する。同市によると、トンネルコンポスト方式は欧米では主流になりつつあるが国内では初という。

 新処理施設(敷地約1ヘクタール)には、発酵による処理を行う高さ5メートル、幅6メートル、長さ35メートルのコンクリート製密閉構造のトンネルを6本設置。市内で収集した家庭系一般廃棄物、事業系一般廃棄物を破砕して入れる。トンネル1本に3日分のごみが入り、それぞれ17日間で発酵・乾燥が行われる。発酵に伴う臭気はバイオフィルターで脱臭する。

 施設整備費は約16億2千万円で、廃棄物エネルギー導入・低炭素化促進事業などとして環境省の補助を受ける。施設は今年11月に完成し、試運転などを経て来年4月1日から運転の予定。年間1万780トンの処理を計画している。作られた固形燃料原料から、関連工場で年間約3700トンの固形燃料が製造できるという。

 上棟式で同市の横山忠始市長は「完成すれば三豊市の資源化処理率が日本でもトップクラスに向上する。地球温暖化を座視しているだけの時代から一歩抜け出して、環境への負担が少ないエネルギーの利活用を促進していく画期的なモデルとなる」と述べた。