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ライチョウ保護で長野・富山知事、ボランティア組織化一致

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ライチョウ保護で長野・富山知事、ボランティア組織化一致

 阿部守一知事と富山県の石井隆一知事は6日、飯山市内で会談し、北アルプス一帯に生息する国の特別天然記念物で絶滅危惧種「ニホンライチョウ」の保護活動に行政域を越えて協力していくことで一致した。阿部知事は、両県で生息保護に取り組むボランティアの研修や活動を行う「北ア・ライチョウサポーター協働会議(仮称)」の組織化を提案。石井知事は「情報交換して進めたい」と応じ、設置の方向性を確認した。

 県環境部によると、1980年代には全国に約3千羽が生息していたライチョウは現在2千羽弱に減少したと推測される。最も多く生息するのは北ア一帯で、富山県の調査では約1300羽が生息するという。

 長野県は昨年から保護活動に取り組む「ライチョウサポーター」を募集し、現在129人が登録。富山県も今年5月に「ライチョウサポート隊」を設けてボランティア107人が活動を開始した。長野県側の提案は、両県がこうしたボランティアについて一体的に研修や保護活動を行い、北ア一帯のライチョウ保護回復活動につなげていくのが狙い。阿部知事は「これまで以上に両県の協力と連携が必要だ」と述べた。

 両県知事はまた、昨年3月に延伸開業した北陸新幹線を活用した観光や経済の連携強化で一致した。両県知事の会談は平成19年から始まり、今回は24年5月以来4年ぶりに開催された。