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【2016参院選 神奈川】主な候補者の横顔(中)(届け出順)

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【2016参院選 神奈川】
主な候補者の横顔(中)(届け出順)

 ■「明るい未来へ」一念発起 壱岐愛子氏(30) 幸福・新

 参院選に立候補することができる年齢としては最も若い30歳。「私たちは景気の良い日本を知らない世代。景気回復などを通じて、日本を明るい未来に導きたい」と、“若者代表”をアピールする。

 リーマン・ショックが起きた平成20年にOA機器メーカーの営業職として社会への一歩を踏み出した。勤務先は世界的な大不況のあおりで、創業以来初のリストラを実施。同僚らが次々と職場を去っていく姿を見て、「政治や国際情勢に無頓着では生きていけない」ことを痛感したという。

 「これらの問題を解決に導くためにも、政治を真剣に学ぼう」と一念発起し、退職を決断。その後3年間にわたって、政治・経済や防衛問題を中心に幸福実現党の政策をみっちり研究した。

 中学高校時代の6年間、青春の全てを剣道にささげ、高校時代には都大会で準優勝を果たした。フルマラソンや遠泳にも挑戦するなど「体力には自信がある」と胸を張る。

 自身の性格を「くよくよしないタイプ」と分析し、「いつもイキイキ」をキャッチコピーに「神奈川に新風を吹かせたい」と意気込む。

 座右の銘は、西郷隆盛の言葉「敬天愛人」(天を敬い、人を愛する)。趣味は「夢とパワーをくれる」という宝塚歌劇鑑賞だ。

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 ■豊かな国際経験を強みに 丹羽大氏(39) お維・新

 「政治は非日常ではないし、政治家も遠い存在ではない。若者が政治に関心を持つことが日本の立て直しにつながる」。かつて自分も無関心だった政治の世界を志したのは、「政治と若者の間にある壁を壊したい」という強い思いからだった。

 ツイッターやフェイスブックでは独特な口調で語りかけ、10時間以上同じ駅に立ち続けるなど独自の選挙戦を展開してきた。「人にお願いするのは苦手」と独りで始めた街頭演説だったが、次第に協力者や賛同者が増え、手応えを感じる日々だ。

 中学時代をスペイン・バルセロナで過ごした。高校時代はアジア各国を一人旅。その中で特に印象に残った中国・上海の大学を卒業するなど豊かな国際経験を持つ。

 通訳やフリーターを経て中国で就職した日系広告代理店では、尖閣諸島国有化に抗議する反日デモや日本車の不買運動に直面した。テレビCMや新聞広告も出せず、ビジネスが全く進まないジレンマと戦いながら危機を乗り切ったのは大きな糧になっている。

 「中国社会の考え方を肌感覚で知っているのは自分の強み。『親中、反中』ではなく、対等に付き合える関係を築きたい」と日中外交の一翼を担うことにも意欲を見せる。

 5人兄弟の長男で俳優の城田優さんは弟。

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 ■「我が道行く」経済のプロ 金子洋一氏(54) 民進・現

 「今の経済政策は極めて非論理的ご都合主義で行われている。それを是正していけばもっと経済成長率もあがる」と断言し、「一部の金持ちではなく、一人一人の収入を引き上げる経済政策を」と訴える。

 東大卒業後に入った経済企画庁(現内閣府)で経済対策の取りまとめに携わり、経済協力開発機構(OECD)の職員も務めた経済の専門家。「官僚として培った知識、経験を生かした政策に携わりたい」と、政治の道へ入った。

 県議だった父から教わったことは、「政治家はサービスではなく政策で勝負しろ」。平成21年の初当選時から、大胆な金融緩和策や、景気条項を盛り込んだ消費増税の停止などを一貫して訴えてきた。

 座右の銘は「自灯明」。「人に左右されず、自分の思った道を行く」という意味で、「この精神で突っ走ってきた。つい本音を言ってしまうので、味方も多いが敵も多い」と苦笑い。

 「(自分が)どういう人間か知ってもらいたい」と、暇を見つけてはツイッターに投稿するよう心がけている。その時々のニュースから競馬まで、さまざまな話題に自分の言葉で切れ味良く触れる。

 趣味は写真だが、じっくりと撮影に出かける時間がなく、2人の娘の成長を記録に残すのが専らの楽しみとなっている。