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雪活用しサーバー冷却 省エネのデータセンター本格稼働 新潟

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雪活用しサーバー冷却 省エネのデータセンター本格稼働 新潟

 県は、大量の熱を出すサーバーを保存した雪で冷やし、大幅な省エネを実現するデータセンターを津南町中深見で本格的に稼働させた。5月から9月までの消費電力量は従来型の半分程度で済むと見込んでおり、稼働状況を通じて効果を検証する。豪雪地域の雪を「地域資源」として活用し、データセンターや関連企業の誘致につなげたい考えだ。

 雪を冷却に使うデータセンターは県内で初めて。縦2・4メートル、横6メートル、高さ2・5メートルのコンテナ型で、21日から本格稼働した。内部にはサーバーを収容するラックが5台入る。平成32年までにラックを50台収容できるように拡張を目指す。

 冬の間に積み上げた約3100立方メートルの雪を断熱シートで覆った約30メートル四方の「貯雪ピット」から、雪解けの冷水をセンター内に送り、熱交換機で冷風を発生させて冷やす仕組み。冷却設備の整備費は約1億円。

 センターは、電気設備工事会社のアオスフィールド(新潟市東区)など4社の共同企業体が、県の委託を受けて運営する。

 雪を使った冷却は5月から試験的に始めていた。県は「センターの保守・点検だけでなく、サーバーの入れ替え作業を行う企業の誘致も期待できる」(産業振興課)としている。