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参院選きょう公示 現新5氏が出馬準備 静岡

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参院選きょう公示 現新5氏が出馬準備 静岡

 22日公示の参院選静岡選挙区(改選数2)には自民党現職、民進党新人、共産党新人、幸福実現党新人の4人が既に立候補を表明しているほか、21日になって無所属新人の大嶽創太郎氏(33)が出馬を表明した。今回の参院選から選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられるため、各候補が新たに有権者となる県内の18、19歳に向け、どのような政策を訴えていくのかなどが、選挙戦の注目点となる。

 21日に県庁で急遽(きゅうきょ)出馬会見を開いた大嶽氏はフリージャーナリスト。6年前のサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の取材経験などがあり、会見では「勝つつもりで、挑戦するつもりで来ました」と出馬に向けた決意を表明した。政策としては安全保障法制反対▽TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の断固拒否▽原発停止▽沖縄県の基地問題-を4本柱として訴えていくという。

 一方、既に出馬を表明している自民党現職の岩井茂樹氏(48)は経済産業政務官や復興政務官を歴任した1期目の実績を強調。静岡選挙区唯一の与党候補として県内の企業や団体から幅広い推薦を集める。ただ、国会に縛られ、地元での活動時間が少なかったことが懸念材料で、陣営幹部は「自民党政権の成果を主張したい」と組織の引き締めを図る。

 民進党新人の平山佐知子氏(45)は社会的弱者の目線に立った格差社会の解消や子育て支援策の充実などを政策の柱に掲げる。政治経験は皆無だが、ニュースキャスターとしての知名度の高さが武器で、昨年末の出馬表明以来、県内各地をこまめに回って街頭演説をこなし、無党派層の取り込みを図っている。

 共産党新人の鈴木千佳氏(45)は、党の主張に沿って安保法制への反対や原発廃止、アベノミクスから国民の生活を守る経済政策への転換などを訴えている。また、女性や子育て世代を意識して、認可保育所や学童保育の充実といった政策にも言及し、党の支持層以外からの票の獲得にも力を入れる。

 幸福実現党新人の江頭俊満氏(53)は、国防の強化と自虐史観の払拭▽消費税増税の中止と企業を元気にするための法人税の大幅減税▽少子高齢化社会を見据えた生涯現役社会の構築-などの政策を訴え、支持拡大を図っている。

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 ■有権者312万1735人18歳選挙権で1.2%増

 県選挙管理委員会は21日、県内の選挙人名簿登録者数(有権者数)を発表した。それによると、同日現在の総数は312万1735人(国内311万9215人、在外2520人)で、選挙権年齢の引き下げで18、19歳が新たに選挙権を得たことなどにより前回参院選時(平成25年7月3日)から3万5783人(1・2%)増えた。

 18、19歳の有権者数は今月20日現在の推計で6万9772人。有権者数全体に占める割合は2・2%だった。

 内訳は、18歳が3万5171人(男1万7946人、女1万7225人)で、19歳が3万4601人(男1万7662人、女1万6939人)。

 市町別で18、19歳の有権者数が最も多いのは浜松市の1万4860人で、静岡市(1万3174人)、富士市(5148人)がこれに続いている。最も少ないのは南伊豆町の108人だった。