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静岡知事の海外宿泊費、3/4が上限超え リオ出張は規定の4倍超で中止

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静岡知事の海外宿泊費、3/4が上限超え リオ出張は規定の4倍超で中止

 川勝平太知事は14日の定例会見で、平成21年の就任以来32回にわたる海外出張の全宿泊費を公表した。それによると、宿泊費を公費支出した72泊のうち、条例で規定する上限額を超えたのは4分の3にあたる54泊だった。また、8月に予定していたブラジル訪問について、宿泊費が1泊8万円と規定(1泊1万7400円)の4倍を超える見通しが判明したため、取りやめる方針を明らかにした。

 川勝知事や県が示した海外宿泊費の詳細によると、上限額を超えた54泊のうち、20泊は主催者側にホテルを指定または推薦されたものだった。また、6泊は国際イベント開催中で宿泊費が高騰、5泊は条件に合う部屋に空きがなく、宿泊費が規定を超えたという。

 宿泊費が最も高額だったのは、規定(1泊1万9400円)の3倍以上にあたる1泊5万9700円のジュニアスイートに宿泊した25年9月のソウル出張。昨年8月のモンゴル出張時にも、規定(1泊1万7400円)の3倍近い1泊5万2千円のクラブスイートに宿泊していた。

 また、川勝知事は8月14~20日(機内3泊、ホテル3泊)に予定していたブラジルのリオデジャネイロ、サンパウロ両都市への出張を宿泊費の高騰を理由に取りやめる考えを明らかにした。リオ五輪のため同国入りしている各国チームにトップセールスを仕掛け、4年後の東京五輪での県内合宿を誘致するのが目的だった。

 県の規定では同国の宿泊費の上限は1泊1万7400円。ところが、五輪景気でホテルが不足し料金が高騰しており、旅行会社からは1泊14~20万円を提示されたという。その後担当者がインターネットで直接予約し、1泊8万円の部屋を確保した。

 それでも、上限の4・5倍という高額宿泊費になるため、川勝知事は会見で「いきなり(県の規定である)1泊1万7400円をはるかに上回る額が提示され、これは行くべきではないと思っている。ルールはルールなので、ルールにのっとるべきだ」と述べ、出張を見送る意向を表明した。

 知事は先月、最近2年間の海外宿泊費を公表しているが、今回は就任以来全ての海外宿泊費について詳細を明らかにした。