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壺井栄賞に香川県・土庄小2年、角石君 食物アレルギーの苦しみテーマ

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壺井栄賞に香川県・土庄小2年、角石君 食物アレルギーの苦しみテーマ

 名作「二十四の瞳」の著者で香川県小豆島町出身の作家、壺井栄をたたえる「壺井栄顕彰会」(同町)は、県内の児童・生徒を対象にした作文コンクール「第44回壺井栄賞」の受賞者を発表した。最優秀賞の壺井栄賞には同県の土庄町立土庄小2年、角石悠君(7)の「ぼくは、まけない」が選ばれた。

 同賞は、県内の児童・生徒の文学資質の向上に努めようと、同顕彰会が毎年実施。今回は昨年6月から今年1月の募集期間に22校から計105編の応募があり、直木賞作家の芦原すなおさんらの選考で壺井栄賞と優秀賞5編、佳作9編を選んだ。

 角石君の作品は、食物アレルギーによるショックやクラスメートと同じ給食をとることができない苦しみがテーマ。励ましてくれた担任教師が病気で亡くなったことに心を痛める様子に触れ、「いつかお医者さんになり、大切な人を奪う病気をやっつけてみせる」とつづっている。

 芦原さんは「重いテーマだが、のびのびとしたユーモアさえ感じる。一読して拍手をしたくなるような作品」と評した。

 授賞式は栄の命日(50回忌)にあたる23日、小豆島町坂手の壺井栄文学碑前(雨天の際は坂手公民館)で行われる。

 優秀賞作品は次の通り。(敬称略)

 「私とバイオリン」藤本真己=小豆島町立苗羽小4年▽「ぼくのおじいちゃん」岡田獅音=同町立星城小4年▽「『二十四のひとみ』を読んで」黒川茉咲=同町立星城小5年▽「ぼくのお父さん」中川塁王=同町立星城小5年▽「『消える』こと、『生きる』こと」武井菜々歩=香川県立小豆島高1年。