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淡路の歴史的人物「岡田鴨里と立木兼善」を紹介 市役所でパネル展

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淡路の歴史的人物「岡田鴨里と立木兼善」を紹介 市役所でパネル展

岡田鴨里と立木兼善を紹介するパネル展示を眺める人たち=淡路市役所 岡田鴨里と立木兼善を紹介するパネル展示を眺める人たち=淡路市役所

 淡路市出身で幕末から明治に活躍した岡田鴨里(おうり)(1806~1880年)と立木兼善(かねよし)(1834~1909)の生涯を紹介するパネル展が、淡路市生穂新島の淡路市役所1階ロビーで開かれている。17日まで。

 岡田鴨里は現在の淡路市中田出身の儒学者。22歳で「日本外史」の著者で知られる江戸時代の漢学者、頼山陽に師事し、日本外史の校正・補修などに尽力。嘉永3(1850)年には「日本外史補」を著し、洲本市内にあった「洲本学問所」や徳島藩で学問を教えるなど活躍した。

 立木兼善は現在の淡路市仮屋出身の政治家で、初代長野県知事や福岡県知事、横浜裁判所長などを歴任。赴任地で一揆や焼き打ちなど困難な事態への対応にあたってきた。

 地元の歴史的人物の功績を知ってもらおうと、徳島(蜂須賀)藩筆頭家老稲田家の学問所「益習館」跡の保存運動を行う市民グループ「益習の集い」が主催。両氏の略歴などを紹介するパネル17枚や自筆の手紙などをそろえた。

 展示では神奈川県立歴史博物館(横浜市中区)で保管されている岡田鴨里の書などが初公開されており、訪れた人たちは精緻に書かれた文字を目をこらしながら読んでいた。

 「益習の集い」の三宅玉峰(ぎょくほう)さん(63)は「淡路の地に素晴らしい歴史的人物がいたことを少しでも知る機会になれば」と話していた。午前9時~午後4時で入場無料。土日は休み。