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松阪牛を中部空港免税区域で販売 シンガポールへの渡航者向け

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松阪牛を中部空港免税区域で販売 シンガポールへの渡航者向け

 中部国際空港会社(愛知県常滑市)は20日から、シンガポールへの渡航者向けに、三重県の松阪牛を空港内の免税区域で販売する取り組みを始めた。今年に入り、日本産の牛肉や豚肉を簡単な手続きで1人5キロまでシンガポールに持ち込むことが可能になったため。空港としての取り組みは国内初という。

 販売しているのは、冷凍された松阪牛の肩ロース肉とサーロインで、いずれも1箱600グラム入りが1万8千円。出国手続き後の区域にある専用カウンターで販売し、日本人も消費税が免税される。訪日外国人客や日本人ビジネス客らの土産品としての購入を想定している。

 19日に記者会見した各務正人副社長は「ブランドの松阪牛を紹介できることは喜ばしい」と強調。松阪市の竹上真人市長は「この取り組みが世界各地に広がっていくことを期待する」と話した。

 空港会社によると、肉類を国外に持ち出すには膨大な手続きを踏まなければならないが、日本とシンガポールの両政府が1月、土産用など個人の携帯品に限り検疫を簡略化することで合意した。

 合意後も検疫所の簡易証明書が必要になるものの、空港では検疫済みの肉を販売するため購入者はそのまま持ち出せるという。