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吹き抜け、読書ゆったりと 瀬戸内市民図書館、来月オープン 岡山

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吹き抜け、読書ゆったりと 瀬戸内市民図書館、来月オープン 岡山

 瀬戸内市が同市邑久町尾張で整備していた同市民図書館「もみわ広場」が完成し、18日、落成式が行われた。オープンは6月1日。飲料を飲みながらの読書も可能にするなど規則面を緩和し、同市出身の世界的な人形師、竹田喜之助(本名・岡本隆郎=1923~79年)の顕彰コーナーなども設けている。

 同図書館は旧邑久中学校跡地に整備。鉄筋コンクリート一部木造2階建て(延べ床面積2400平方メートル)で、外観は隣接する赤レンガの市中央公民館と色調の調和を図り、両館の間の緑地部分には市特産のオリーブを植樹した。愛称の「もみわ」は公募の結果、「もちより」「みつけ」「わけあう」の運営理念にちなんで命名した。

 蔵書数は約8万冊で、将来的には20万冊に増やす予定。ゆったりと過ごしてもらうため、読書コーナーには屋外デッキやテラス席もあり、飲み物を楽しみながらの読書もできる。

 席によっては、弁当類の持ち込みも可能。開放的な吹き抜け空間が特徴で、郷土史関係資料を集めた「せとうち発見の道」やパソコンのコーナーなども設けた。

 旧校舎跡にあった郷土資料館の機能も移転。喜之助の功績や貴重な人形が並ぶ展示室、人形劇グループの活動拠点となる舞台も設置した。6月5日、こけら落とし公演もある。総事業費は約9億6190万円。

 落成式で、同市の武久顕也市長は「旧町時代からの念願で、市民に愛され、周辺施設との相乗効果も期待している」などと話した。