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盛岡の放火殺人 被害者妻「やめて、やめて」 住民「自衛隊の演習かと」

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盛岡の放火殺人 被害者妻「やめて、やめて」 住民「自衛隊の演習かと」

殺人放火事件の現場を不安げに見つめる住民ら。全焼した住宅の前には焼け焦げた車もある=5月18日午前5時、盛岡市西松園 殺人放火事件の現場を不安げに見つめる住民ら。全焼した住宅の前には焼け焦げた車もある=5月18日午前5時、盛岡市西松園

 盛岡市で18日未明に起こった住宅火災は2人が死亡する放火殺人事件に発展し、閑静な住宅街を震撼させた。

 発端は同市西松園の無職、吉田光男さん(65)方からの「家に火をつけられた」という110番通報。駆けつけた警察官が庭先で頭と顔から血を流して倒れていた吉田さんの死亡を確認し、続けて全焼した住宅の1階で容疑者とみられる身元不明の遺体を発見した。

 午前3時ごろ、「自衛隊の射撃演習かと思った」(付近住民)という爆発音が「ボン、ボン」と響き渡った。

 住民によると、吉田さん宅と玄関前の白い車に火柱が上がり、さらに家の前で男性2人がもみ合った。無事だった吉田さんの妻の「やめて、やめて」の叫び声が上がり、その後、1人の男性が炎上する住宅の中に入ったという。

 2階建ての吉田さん宅は全焼し、午前5時ごろにほぼ鎮火した。だが、その直前には同市大新町で吉田さんの弟とみられる男性の自宅を含む4棟が全半焼。さらに、同北松園でも車が焼けた。

 現場の状況から同一犯による連続放火の可能性が高いとみられ、吉田さんの弟とみられる男性とも連絡がつかない状態。「こんな事件が起こるなんて…」。住民の一人は不安そうな表情を浮かべた。