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環境省、佐渡に「トキのテラス」整備 野生下の様子を観察

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環境省、佐渡に「トキのテラス」整備 野生下の様子を観察

 環境省は、国の特別天然記念物トキが野生下で生きる様子を観察する施設「トキのテラス」(仮称)を佐渡市に整備する。平成31年3月末までの完成を目指す。野生下で生まれたペアから40年ぶりにヒナが誕生するなど繁殖は順調に進んでおり、トキの野生復帰に関する理解を高める施設にしたい考えだ。

 基本構想によると、施設は地上2階建てで、1フロアは70平方メートル程度を想定。トキの群れが多く見られる同市新穂地区の野生復帰ステーション敷地内に設ける。屋上からトキの様子などが観察できるという。順調にいけば29年度に実施設計を終える。

 同市の野生下では現在、約150羽が生息。今季に入り、野生下で生まれ育ったペアから「純野生」のひなが6羽生まれた。

 同省佐渡自然保護官事務所の広野行男首席自然保護官は「一般の人たちが直接見ることでトキへの理解を深め、野生復帰の意義を知ってもらう機会が観察施設で得られる」としている。