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関鉄が絵本「電車のマナー学ぼう」 幼稚園などに寄贈

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関鉄が絵本「電車のマナー学ぼう」 幼稚園などに寄贈

 関東鉄道(土浦市)が創作絵本「ゆいちゃんのおくりもの」を発行した。未就学児向けの内容で、ルールやマナーを学びながら、公共交通機関に親しんでもらうのが狙い。「大きくなって関鉄を利用するときに思い出してほしい」-。そんな将来の乗客に向けたメッセージが込められている。

 絵本は、昭和40年に合併して現在の関鉄が誕生し、昨年に50周年を迎えた記念に発行された。小学1年生の女の子「ゆいちゃん」がつくば市の祖父母のもとに似顔絵を届けに行く物語で、「ホームでは走らない」「列車を待つときは、ホームにきちんと並ぶ」などのマナーを紹介している。

 鉄道愛好家の団体「関鉄レールファンCLUB」の会長を務める十文字義之さん(51)=神奈川県鎌倉市在住=が物語の原案を考え、十文字さんの知人でイラストレーターの秋山祥子さん(38)=同=が作画を担当した。

 絵本には、列車やバス、筑波山を擬人化したり、下妻市に生息する国蝶「オオムラサキ」などの沿線の生物が登場したりする。気動車が田園を走る風景も描かれ、常総線の魅力をたっぷりと伝えている。

 4月中旬には、常総線騰波ノ江駅舎内の「とばのえステーションギャラリー」で、マスコットレディー「関鉄レールメイト」による絵本の読み聞かせ会も開かれた。

 十文字さんは「親御さんにも関鉄に興味を持ってもらい、沿線に足を運ぶきっかけになれば」と期待し、秋山さんは「自分たちの地域で走る電車や景色の違いなどを比べても楽しいと思います」と話している。

 B5判18ページで1冊1080円。2千部を作り、県内の幼稚園や保育園などに寄贈した。購入も可能。問い合わせは、関東鉄道企画課(電)029・822・3710。(海老原由紀)