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【ウェルカム東北! 隠れた「名所」を巡る(1)】キリストの墓(新郷村) 伝説根付く“神秘の村”

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【ウェルカム東北! 隠れた「名所」を巡る(1)】
キリストの墓(新郷村) 伝説根付く“神秘の村”

キリストの墓の手前にはイスラエルが寄贈したキリストが歩いたとされる石も保管されている=青森県新郷村 キリストの墓の手前にはイスラエルが寄贈したキリストが歩いたとされる石も保管されている=青森県新郷村

 ゴルゴダの丘ではりつけの刑になったはずのキリストが実はひそかに日本に渡り、天寿を全うした? そんなミステリアスな説を裏付けるかのように、青森県新郷村に何と「キリストの墓」なるものが存在する。「そんなバカな」。真偽を確かめるべく取材をしてみると、さまざまな逸話が…。キリスト伝説が脈々と残る村は、まさに“神秘の村”だった。

 「日本に渡り天寿全う」

 伝説の発端は、茨城県磯原町(現北茨城市)の皇祖皇太神宮に伝わる竹内古文書だった。「キリストが日本に渡り、106歳の天寿を全うした」と書かれていたことから、竹内巨麿(きよまろ)氏らが村を訪れ、キリストの墓を発見。昭和10年のことだった。これがキリスト伝説発祥の根源となったが、村にとっては突然降って沸いた話だった。

 以来、村はキリスト伝説一色に。墓がある「キリストの里伝承館」を管理・運営する村ふるさと活性化公社の角岸秀伸事務局長によると、十数年前に墓を掘って骨のDNAを調べる話が持ち上がったという。ところが、マスコミの反対に遭い、断念。「神秘のベールに包んだまま、あくまで伝説として残すべきということだったのでしょう」と角岸事務局長は推し量る。

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