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【熊本地震】農林業被害は約236億円、さらに拡大も

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【熊本地震】
農林業被害は約236億円、さらに拡大も

 熊本県は、地震による県内の農林業の被害額が少なくとも約236億円に上るとの速報値を発表した。被害が集中した益城町、南阿蘇村、西原村などは調査ができておらず、影響はさらに広がる見通し。県は、「未曽有の災害」としている。

 農業の被害は約78億円。用水路の損傷、田畑に段差や地割れが起きるなど、農地関係が約77億円を占めた。選果機が壊れてナスやトマトを廃棄したり、収穫前のメロンが落下したりするなどの被害も約3千万円あった。

 林業は、林道ののり面崩壊など約158億円。水産業は被害額がまとまっていないが、防波堤や護岸が損壊したほか、川に泥が流れ込んでアサリの成育に影響が出ているという。

 5~6月に田植えの時期を迎え、県は「地割れの影響で作付けできない田んぼも出る」と心配している。蒲島郁夫知事は記者団に「県の基幹産業である農業の被害をなるべく抑え、早く復旧しなければならない」と述べた。