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南山城村で撮影 映画「校庭に東風吹いて」 主演の沢口靖子さんら京都で会見

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南山城村で撮影 映画「校庭に東風吹いて」 主演の沢口靖子さんら京都で会見

 ■優しく包み込むイメージ演じた

 強い社会不安や貧困といった問題を抱えた小学生たちに誠意と愛情をもって向き合う女性教師を描いた映画「校庭に東風(こち)吹いて」の撮影が終了し、主演の沢口靖子さんらが、京都市内のホテルで会見した。

 この作品は、南山城村在住の作家、柴垣文子さんが実体験をもとに執筆した同名小説が原作。過剰な不安や緊張から学校では声も出せなくなる「場面緘黙(かんもく)症」の少女や、貧困から倒れてしまった母親の薬代を出したいと万引きしてしまう少年のそれぞれのつらさや困難と、苦しみながらも一生懸命に彼らに寄り添う女性教師の姿が描かれる。

 脚本は長津晴子さん、メガホンを執ったのは金田敬監督。撮影は4月1日から、南山城村などで、20日間にわたって行われた。

 女性教師を演じる沢口さんは、会見で「子供好きで小学校の先生になりたいと思ったこともあり、脚本を読んですぐにお引き受けした。主人公は菜の花畑のように子供たちを優しく包み込むイメージで演じました」と述べた。場面緘黙症の子供と手をつないで散歩するシーンでは、「私はあなたの味方だよ」と心の中で語りかけながら演じたという。

 映画は8月に公開。映画館のほか、各地の公民館や文化会館などでの上映を計画している。