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防音対策提示も折り合いつかず 市川の保育園中止、待機児童は増加傾向 千葉

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防音対策提示も折り合いつかず 市川の保育園中止、待機児童は増加傾向 千葉

 市川市で今月予定されていた保育園の開園が中止された問題では、待機児童解消に向けた新たな難題がクローズアップされた。市は事業者とともに住民説明会などで「防音壁を設置し、窓を二重にする」「送り迎えの保護者が車で道路に侵入しないように、別の場所に駐車場を借りる」といった対策を示して折り合いを図ったが、「聞く耳持たない状況」となり、開園中止に至ったと説明している。

 住民側からは騒音や交通事故の危険性のほか、「そもそも住民に相談なく保育園設置が決まっており、市の対応に不満がある」といった声も噴出したという。

 厚生労働省の調査によると、昨年4月1日時点で県内の待機児童は1646人おり、船橋市が625人で、市川市(373人)を上回って全国ワースト2位となっている。県の担当者は「施設は増えているが、増加傾向にある」と話す。

 市川市こども施設計画課の小西啓仁課長は「女性の活躍なくして日本の活躍はない。今後も国や県と一丸となって、待機児童解消に取り組みたい」とした。