産経ニュース

漁業実習船を共同運航 大分・香川両県が覚書

地方 地方

記事詳細

更新


漁業実習船を共同運航 大分・香川両県が覚書

県立高実習船の建造や管理運営に関する覚書を結んだ香川県の浜田恵造知事(左)と大分県の広瀬勝貞知事 県立高実習船の建造や管理運営に関する覚書を結んだ香川県の浜田恵造知事(左)と大分県の広瀬勝貞知事

 大分、香川両県の県立高が保有する実習船の老朽化を受けて、船を共同運航することが決まり、両県の知事が11日、建造や管理運営に関する覚書を結んだ。平成31年度からの運航を目指す。同様の取り組みは山口、福岡、長崎の3県に続き、全国で2例目。

 香川県教育委員会によると、県立多度津高(香川県多度津町)は10年竣工の「香川丸」(499トン)を、大分県立津久見高海洋科学校(大分県臼杵市)は12年竣工の「新大分丸」(499トン)をそれぞれ保有している。両校とも船の新造が課題だった。

 覚書には、両県で1隻を建造し、建造や管理運営の経費負担は半分ずつとすることや、新船の運航は31~42年度とし、43年度以降については両県が協議して決めることなどが盛り込まれた。

 香川県庁での調印式で、大分県の広瀬勝貞知事は「漁業の維持、発展には人材育成が大事。香川県と力を合わせて頑張っていきたい」と述べた。

 今後、共同運航によって、米ハワイ沖でのマグロはえ縄漁の漁獲実習や海技士の資格取得、両校の生徒や教員らの交流を進めるという。