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山口の企業に深刻な後継者不足 小規模ほど不在率高まる

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山口の企業に深刻な後継者不足 小規模ほど不在率高まる

 帝国データバンク山口支店によると、山口県内で経営の後継者がいない企業の割合「後継者不在率」が75・7%と、全国平均(66・1%)を大きく上回り、都道府県で2番目に高かったことが分かった。売り上げ規模の小さな企業ほど、後継者確保に苦しんでいる。

 調査は帝国データバンクのデータベースから、山口県に本店を置く企業2746社を対象に実施した。

 不在率は、全業種で全国平均を上回った。中でも不動産業が80・5%と最も高かった。小売業(79・7%)、サービス業(79・5%)、建設業(78・7%)が続いた。最も低い製造業でも、67%に達した。

 売り上げ規模別でみると、「1億円未満」が不在率83・6%、「1億円以上10億円未満」が77・0%、「10億円以上100億円未満」が68・7%と、規模が小さいほど、後継者不在率が高まる傾向にあった。

 現社長の年齢別に後継者不在率をみると、「60代」が67・4%だった。「70代」「80代」も半数近くで後継者がいなかった。

 一方、「後継者あり」のうち、「子供」が後継者候補とした企業は55・1%を占めた。「非同族」は24・3%だった。

 同山口支店は「経営者の高齢化が進んでいる企業にとって、後継者決定によって事業継承の道筋を早急につけることが望まれる」としている。