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「小田原蒲鉾」無断で使用 協同組合、南足柄の業者提訴 神奈川

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「小田原蒲鉾」無断で使用 協同組合、南足柄の業者提訴 神奈川

 小田原市内のかまぼこ製造業者13社による小田原蒲鉾協同組合が保有する地域団体商標を無断で使用したとして、南足柄市の業者に対して商標権侵害製品の販売差し止めと約5千万円の損害賠償を求める訴えを同組合が横浜地裁小田原支部に起こしたことが29日、分かった。地域団体商標を巡る訴訟は珍しいという。

 訴状などによると、南足柄市のかまぼこ業者「佐藤修商店」と関連会社は、組合に加盟していないにも関わらず、組合保有の地域団体商標「小田原かまぼこ」「小田原蒲鉾」を表記したかまぼこを昨秋から東京都や千葉県、大阪府などで販売したとしている。

 組合は国の制度を活用し、「小田原蒲鉾」「小田原かまぼこ」の表記の保有者として登録、ブランド力の向上を図っていた。

 組合の補佐人を務める白坂一弁理士は「無断で商標を使用され、ブランドを毀損(きそん)された」としている。

 地域団体商標をめぐっては、博多織工業組合が「博多帯」と称して博多織の帯を販売した企業を提訴したケースがあるが1審、2審ともに敗訴した。