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スタバ廃棄物をバイオ燃料に 近大が連携、製造過程を披露 大阪

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スタバ廃棄物をバイオ燃料に 近大が連携、製造過程を披露 大阪

 近畿大学(東大阪市)は大手コーヒーチェーン「スターバックスコーヒージャパン」と連携し、スターバックスの各店舗から排出される廃棄物をバイオ燃料化するプロジェクトに乗り出した。近大のオープンキャンパスで27日、バイオ燃料の製造過程が披露された。

 同社の各店舗では、1日平均約43キロのゴミを排出。その4割を占める豆かすは関西と関東の一部の店舗で回収され、乳酸発酵飼料や野菜を育てる堆肥として再資源化。この飼料で育った乳牛のミルクや野菜を商品の原材料に使用している。

 さらに紙コップなど、豆かす以外の廃棄物も有効利用するため、バイオ燃料の実用化に取り組む近畿大学バイオコークス研究所(北海道恵庭市)に協力を依頼。昨年6月から産学協同プロジェクトが始動した。

 近大は平成17年、井田民男教授が固形バイオ燃料「バイオコークス」の開発に世界で初めて成功。現在、企業と連携しながら実証実験を進めている。

 この日はバイオ燃料製造機を搭載した車両で、豆かすをバイオコークスにする製造過程が実演された。井田教授は「研究を重ね、さらに大きな環境リサイクルを実現したい」と話していた。